ドン ペリニヨン vintage 1999 と 1993エノテークを賞味するチャンスに恵まれました。 ドン・ペリニヨンとはモエシャンドン社の作るヴィテージ物のシャンパンのブランド名です。そもそも、ドンペリ二ヨンはルイ14世と同じ時代を生きたベネディクト会の修道士の名前で、ワイン作りを研究する中で、初めて発泡するワイン(スパークリング)を発明した人物です。そして、このワインは樽ではなく瓶に詰めて寝かされ、仕込んでから8年の月日をかけてゆっくりと熟成させる為、2007年現在飲めるもっとも新しいワインが1999年のものとなっています。 熟成の過程で、不純物のおりが沈殿してきますが、ドンペリニヨンではこのおりを、口を下にして不純物のみを凍らせて取り除き、渋みのないスッキリした味わいのワインにしています。2本目は、マグナムボトル。通常の倍の1500mlボトルで、よりまろやかな味に仕上がる事になります。 しかし、このマグナムボトルは一般に流通しておりません。 8年の熟成後、さらに寝かせた12年から20年ものをエノテークと呼び、よりアロマが高く洗練された味わいながら、奥の深い複雑な味わいのドンペリニヨンが誕生します。このエノテークの出荷時期は、サンプル瓶を開封しながら飲み頃を決定するため、決まったものではありません。本日のエノテークは1993年ものですので、14年間寝かせた事になります。日本では通称「黒ラベルと言われています。 ドンペリニヨンに使われる葡萄は、その年に収穫された特級品であるため、葡萄の出来が悪い年には仕込みを行わない事もしばしばあります。 ドンペリニヨンの特徴でもある、この琥珀色に色付くのはガラス瓶での熟成のため純粋に酵母の作用です。 本日のグラスは、ドンペリニヨンのロゴ入り専用グラスで、グラスの中ほどに注ぐ量の目安としてマークが入っています。 Cocktail de salanx et congre avec sauce fraise 白魚と穴子のカクテル 苺のソース 苺とシャンパンって合うのよねぇー。でも、あんまり苺の味はしません。 白魚も味はあんまりしません。穴子と、キノコの味が効いてました。 Viandes assorties 肉類のオードヴル盛り合わせ よく分かりませんでしたが、ドンペリニヨンを楽しむ為に作られたオードヴルという感じでした。 Turbo a la bourguignonne サザエのブルギニョン きっとこれは、エスカルゴ料理のアレンジだと思います。 こんなでかいエスカルゴが居たら怖いけど・・・。 Scombre fume avec sace mandarine aux fumet de fenouil et safran 鰆(さわら)のスモーク フェンネルとサフランの香りのみかんソース もひとつ、ムッシュ門田は瀬戸内の鯛を好んで使いますが 鯛だと淡白でドンペリニヨンが引き立たないのでしょうね。 鰆のスモークは個性的ですが、これでシャンパンが引き立っていましたね。 Roti d'agneau de lait et foie garas enveloppe de chou avec sauce poivre 北海道産特選ミルクラムとフォアグラのキャベツ包み ペッパーソース その殆どを三国さんが引いているとか?? 今回は、ムッシュ門田が知り合いの生産者から直接仕入れたとの事。 肉の繊維がきめ細かくて柔らかく、口の中でとろける感じでした。 若干のラム臭さが、またまたドンペリニヨンを引き立たせてました。 もう一つ、キャベツで包まれたフォアグラは姿が見えてませんが くるみと一緒にソテーされているようで、 お口の中で濃厚な味とコリットした食感が楽しめました。 Slade de saison 季節のサラダ ミルクラムをがっついて食べてしまったのか? 少々遅れて出て来ましたが、さすがオリジナルドレッシングを 出せるだけのムッシュの腕前です。 Les fromages et tomate de Tokutani チーズの盛り合わせと徳谷トマト それを、丁度いい感じにボイルしてるので、甘さ倍増です。 チーズは食後のデザートと言うけれど、これでまた飲めるんですよね。(^^) Desserts デザート 私はこれで最後だろうと、グラスに少し残しておいたドンペリニヨンを 甘味と一緒に一気に流し込み、大満足でした。 Desserts デザート 今度は、さっぱり味のキーウィのアイスクリーム、チョコガナッシュと甘甘のチョコトリュフ このトリュフと共に、最後のドンペリニヨンを飲み干したかったです・・・。(T_T) 少しだけ、フランスの貴族の気分を味わう事が出来ました。 でも、ドンペリニョンだけでフレンチを食べる機会なんて 二度と無い様な気がします。次回は宝くじが当たった時のお祝いかな? もう一つの演出、ピアノセラピスト安藤香織さんのピアノ生演奏 頭のてっぺんから、つま先まで癒されまくったひと時でございました。
by nomcha
| 2007-04-18 17:05
| gourmet
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