前菜:皮ちくわ、苦瓜、鴨頭葱、三色素麺 こちら奥道後ホテルさんの特徴は、創業者坪内寿夫氏のこだわりですかね?この建物もそうですが、鴨頭葱(こうとうねぎ)なんてのは、「美味しかった」から、原産地の山口より苗を仕入れて、自家栽培にしてしまったという食材。普通では流通しておりません。 この三色素麺は、胡瓜 人参 大根 を細切りにしてその回りに葛をつけて、麺に仕立てたもの。 決して味がどうのこうのというのではなく、見た目と食感…そして 手間ひまかけた調理人の気持ちを察しながらいただく食べ物です。 そんな気持ちで食べればとても美味しい清涼感あふれる夏の麺でした。 舟盛だった・・・刺身は美味しかったですが、普通といえばフツーに美味しいお刺身でした。 湯葉は、板前さんが座敷に来て、一枚一枚鍋をくぐらせます。味よりもこの趣向に感心するばかりでした。 牛ヘレ肉の朴の葉焼 上等な肉の質もさることながら、この大きな朴の葉もきっと敷地内に生えている木なのでしょう。 ごはんものは「特製巻寿司」と「笹寿司」 あわせての椀物は昆布と梅干入りのシンプルなすまし汁 下手にくどい味よりも、さっぱりしますね。 季節の果物は桃でした。 これもシンプルにして高貴な甘味を備えた一品でした。 そして、最後は菓子で締めですが、この「氷餅」には驚かされました。「氷」といっても凍らせているのではなく「氷豆腐」の「氷」です。 つまり「フリーズドライ」のお餅(写真:左)です。 原産地は長野だとか?? これを氷水に数秒浸せば、たちどころに冷たいお餅の出来上がり。長く浸してしまうと、溶けてしまうそうです。
by nomcha
| 2006-07-17 18:30
| gourmet
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